war zone

Pioneer Press



昨日、うちの家の近辺は戦場かという様相だった。

リンクした記事を見て頂けるとわかるかと思いますが、

うちの裏4件位先の家に住む男が刑務所に行きたくない、という理由で、

昨日が裁判所で判決が下る日だったのですが、

家に篭城していたのです。




私の住む家の周辺道路は全て警察によって通行止めにされており、

どこを見ても警察だらけ。

カモフラージュ服に大きな銃を抱えたアーミーっぽい人達も何人かいた。



帰宅前に相方Jから電話があり、うちの周辺道路は全て通行止めになっているので、

車を少し離れたところに止めて歩いてこないといけないと思う、という連絡が入り、

事情を聞いたところ、そういうことで、

家に近づいてくると共に、高速の出口が閉鎖されていたり、

道を警察の車がブロックしていたりで、

2、3ブロック先に車を止めて歩いて家に帰ることに。



家の前に警察の車が2台止まっていて、

私の家がある道は完全に閉鎖されている。

入ってもいいのか?と聞くと、どの家に住んでいるのか聞かれ、

角から2件目の家だと言うと、

入っていいよ、ということだったのですが、

一体いつからその人は立て篭もってるんですか?と聞くと

今朝の9時からだと言う。

まあ、もう既に8時間以上経過してるではないですか…。

窓から離れていて下さいね、と言われ、家に帰る。



20数発の銃声が立て続けに聞こえたのが夜の7時頃。

その30分後位に様子を伺いに外に出てみる。

警察の車はまだあちこちにいて、

でも一体何が起こっているのか知りたい、と近所の人達は外で立ち話している。

お隣のボブと少し話しをしていたら、お向かいのジョンが出てきて、

銃声はなんていうんでしょう、

涙が止まらなくなるようなもの(tear gunと言っていた)だったという。



外は霧が濃く、少し雨が降っている。



しばらくすると私の喉が異常に痛くなってきた。

やっぱりそうだったんだ。

あの20数発(ボブ曰く23発だったそうだ)全てがそれだったとは思えないのだが…。



夜9時前にまた銃声が響いた。



夜10時のニュースで少しだけとりあげられていた。

篭城していた男は、自殺した、ということだった。



夜11時頃には警察の車は全て引き上げていった。





この人は近所ではかなりよく知られた鼻つまみものだったらしい。

何年か前にも同じような騒ぎを起こしたことがあるらしい。

ドラッグの売買、所持等で刑務所を出たり入ったりしていたそう。



ほかに誰も死傷者が出なくてほんとによかった。

彼がどうしても、死にたいほど刑務所に行くのが嫌なのは彼の勝手。

自分がやったことの代償なんだし。

冷たいようかもしれないけど、そう思う。



でもそんな死ぬ程刑務所に行きたくなかったなら、

どうして更正しようと思わないんだろう。

思っても出来なかったんだろうか。

死ぬ気になったら何でもできると思うんだけど、

麻薬の力を知らないからこんなことが言えるのだろうか?