21 Grams



最近結構映画づいてる。

今日見たのは"21 Grams"という映画。

主演はSean Penn(最近彼いい味出してます。元マドンナの旦那)、脇を固めるのはNaomi Watts(ハリウッド版Ringに出てた人)とBenicio Del Toro。



アプローチ的にはMementoっぽいかな、と思ったけど、

もっとややこしい。

Mementoはストーリーの終わりから映画が始まり

逆行して行く形やったけど、

この映画はとにかく時間が急に進んだり戻ったり、

誰が誰を知っていて、どういう関係なのか、

中盤頃まで把握できなかった。



タイトルの21 gramsの意味は冒頭のSean Pennの台詞で明らかになる。



"They say we all lose 21 grams at the exact moment of our death... everyone. The weight of a stack of nickels. The weight of a chocolate bar. The weight of a hummingbird..."

人は死の瞬間21グラムの重さを失うという。全員がだ。何枚かのニッケル(5セント硬貨)と同じ重さ。板チョコの重さ。ハチドリの重さ...。



映画の冒頭がストーリーの終焉近くだということは映画のかなり終わりになるまでわからない作りになっている。



ここから少しネタバレあり。




Paulが心臓を移植された後、なぜその臓器提供者を探したのか。

そしてなぜCristinaに好意を寄せたのか?

Cristinaの旦那の心臓がそうさせた?

どうしてPaulは最後に自分で自分を撃つのか?



色々答えが明かされない疑問が残る映画でした。

臓器に人格はインプットされてるのだろうか?っていうのが

私の中では一番大きな疑問なんやけど、

実際に移植を受けてみないことにはわかりそうもないし、

医学が発展し過ぎるのも一体どこまでが正しいのだろう?

と思う部分もある。

医学の発展は素晴らしいし、

助からなかった命が助かるようになるのは素晴らしいことだと思う。

でも神の領域、と言うか、

人間が手を出してはいけない領域っていうのはあるんじゃないかなぁとも思う。

クローンとかも含めて。