テンパってる?

最近よく見聞きするようになった「テンパる」という言葉。

文章の前後から推測すると切羽詰ってる、とかいっぱいいっぱいで大変、とかそういう意味だと勝手に解釈してたけど、実はちゃんとした意味を知らずにいたので、ふと思い立ってネットで調べてみた。




以下の引用はことばのこばこより。



「テンパる」はマージャン用語で、テンパイ(聴牌)する意。テンパイとは、あと一枚そろうと上がるという状態を言う。転じて、物事の用意が十分に整った状況にも使われる。



ところが、この「テンパる」が、最近全く別の意味で使われている。次のような例である。「急ぐ仕事なのに、周囲のゴタゴタで思いどおりに進まず、テンパってしまった」



 「バイト先で店長の代わりに責任者をやらされてたんだけど、もうテンパる、テンパる」



切羽詰まったり追い詰められたりして、訳がわからなくなったり焦ったりする状態を指す。



本来の「もう少しで成立する」という余裕のある状態と、新しい「切羽詰まって焦る」という不安な状態とでは、全く逆である。不思議な気もするが、意味が「もう少しで成立する」→「あと少しが足りない」→「不完全で焦る」と変化したと考えれば、納得がいくだろう。



確かに、マージャンであと一枚がなかなかそろわずイライラすることは多い。余裕と不安は紙一重。まるでタイガースファンのよう。





武庫川女子大教授・佐竹秀雄)


なるほどね〜。

『余裕と不安は紙一重』か…。

勉強になりました。